令しく、和やかに
2019年5月、令和という新しい時代を迎えた日本。
イスムでは、この新時代を送るに相応しい、限定彩色仕様の製品をご用意しました。
今回、限定彩色の対象として選んだのは、
意のままに願いを叶える如意宝珠を手に座す如意輪観音です。
令和元年限定彩色
優婉な輝きを放つ上品なゴールドは、彩色師 篁千礼(たかむらちひろ)氏による配色。
女性的で柔和な雰囲気を強調するとともに、如意輪観音の多岐にわたる功徳を金の持つ力に重ね合わせて表現します。
*9月2日(月)から30日(月)までの期間限定受注生産となります
モデル像について
六本の腕は六道のすべてに福を授けることを意味します。
意のままに願いを叶える如意宝珠と煩悩を打ち砕く法輪を手にした、智慧と財宝、福徳を与える仏です。
モデルは国宝 木造如意輪観音坐像。永く秘仏とされてきたために美しい彩色や文様がほぼ造像当時のまま残る麗しき像です。
彩色師
2019年になって、改元にあたり記念する像を描きたいと考えたとき、自分のなかにふと浮かんだのが如意輪観音でした。その仏画が描きあがる頃、ちょうど新元号「令和」が発表され、その意味と響きにこれ以上ないイメージの合致を感じました。 今作品は、如意輪観音がもともと持つ女性的なイメージをふくらませ、令和の名に相応しい、やわらかく華やかな金色で内側からにじみ出る慈愛を表現しています。 新時代 令和の光り輝く平和な未来への祈りを込めて制作しました。
篁千礼プロフィール
彩色作家。
岩絵の具、伝統文様の魅力に引き込まれ、岡倉天心、平櫛田中といった正統派木彫彩色の流れをくむ彩色木彫作家 平野千里に師事。二十数年間にわたり彩色の伝統技法を受け継ぐ。
2012年に独立し「篁千礼彩色研究所」を設立、日本画の伝統技法を用いた木彫彩色のほか、様ざまな題材と素材を用いた多彩な彩色活動を展開する。