しょうりんじ

聖林寺

奈良県桜井市にある聖林寺は、妙楽寺(現 談山神社)の別院として、藤原鎌足公の長子、定慧(じょうえ)によって和銅5(712)年に創建された古刹です。
幾度もの火災の被害を受け、現在の伽藍は江戸中期に建てられたもの
境内からは聖地・三輪山のなだらかで優美な稜線を望む
2022年に落成した新しい観音堂は、像と視線が合うゆったりとした造り

フェノロサが愛した
気高き観音像

「国宝 木心乾漆十一面観音立像」は、7世紀後半から8世紀頃、三輪山の大神神社の神宮寺であった大神寺(後の大御輪寺 だいごりんじ)の本尊として安置されました。造像から1300年の時を経た今もなお「異例」とも言われる良好な保存状態で、天衣や持物を含むほぼすべてが当初のまま残される貴重な像です。
「明治の神仏分離の際に三輪山を離れ、大御輪寺と縁の深かった聖林寺に移されました。当初から秘仏として信仰されてきましたが、明治19年、アメリカの美術史家 アーネスト・フェノロサによってその禁を解かれ、昭和26年には広隆寺の弥勒菩薩などとともに国宝指定を受けています。

像のみどころ

男性的で豊満な正面の顔は、聖地 三輪山に相応しい厳かな表情
頭上に配された十一面は、三面が欠損し頂上仏面を含め八面が残る
乾漆像ならではのやわらかな質感を最も感じさせる左手の曲線
水瓶もまた、一部の補修箇所を除き当初のまま残る貴重なもの
両脇に垂れる天衣の曲線が観音の優美な印象をさらに強める
反りが強く可憐な蓮弁まで一枚一枚しっかりと再現
20241127_MORITA_0162
20241127_MORITA_0167
20241127_MORITA_0168
20241127_MORITA_0169
20241127_MORITA_0170
20241127_MORITA_0172
20241127_MORITA_0171
20241127_MORITA_0173
20241127_MORITA_0166
20241127_MORITA_0165
20241127_MORITA_0164
20241127_MORITA_0163
previous arrow
next arrow
20241127_MORITA_0162
20241127_MORITA_0167
20241127_MORITA_0168
20241127_MORITA_0169
20241127_MORITA_0170
20241127_MORITA_0172
20241127_MORITA_0171
20241127_MORITA_0173
20241127_MORITA_0166
20241127_MORITA_0165
20241127_MORITA_0164
20241127_MORITA_0163
previous arrow
next arrow
この度、聖林寺様に当像の詳細な資料をご提供いただき、現在のイスムの技術をもって改めて隅々まで精緻な造型が実現しました。 聖林寺様および関係者の方々のご協力に深謝いたします。
イスム 十一面観音像 聖林寺イスム 十一面観音像 聖林寺
イスム 十一面観音像 聖林寺イスム 十一面観音像 聖林寺

製品詳細

十一面観音像 聖林寺

イスム スタンダード
じゅういちめんかんのん しょうりんじ
十一面観音
聖林寺
第一回生産分50体限定
120,000円(税込)
CLUBイスムポイント2倍!
先行予約受付中

1月30日(木)発売予定
素材:ポリストーン
サイズ:(約)313(H)×140(W)×140(D)mm 960g
ご購入はイスムウェブショップ、
またはイスム表参道店で!

ご注文