彩色師 篁千礼(たかむらちひろ)氏によるイスムの特別彩色“Limited”シリーズ。2026年作品は、マットブラックを纏った不動明王立像です。
不動明王の揺らぐことなき強さを表す洗練されたマットな深い黒をベースに、金消粉をまぶし憤怒相の下に秘めた慈悲の心を表現。落ち着きの中に豪奢な輝きを放つ不動明王像となりました。
彩色師 篁千礼(たかむらちひろ)氏によるイスムの特別彩色“Limited”シリーズ。2026年作品は、マットブラックを纏った不動明王立像です。
不動明王の揺らぐことなき強さを表す洗練されたマットな深い黒をベースに、金消粉をまぶし憤怒相の下に秘めた慈悲の心を表現。落ち着きの中に豪奢な輝きを放つ不動明王像となりました。
生きとし生けるものすべてを救おうと立ち上がった仁王立ちの姿。重心を右足にかけ、今にも動き出そうとする明王の決意が表されています。
鎌倉時代の大仏師・運慶の手によるこの不動明王像に、篁氏が独自の解釈で彩色を施し新たな息吹をもたらします。


























裙には三鈷杵を十字に組み合わせた密教法具・羯磨(かつま)金剛や、仏法の象徴・法輪を配し、地文様として無限の慈悲を示す卍(まんじ)繋ぎが金泥で描かれるという手の込みよう。
さらに条帛には唐草文様、腰巻には瑞雲と、各所に様ざまな吉祥文様が散りばめられています。
明王の肌の部分には金泥を混ぜほんのりと輝く黒を採用。見る角度や光の当たり方によって表情が変わるという、奥行きを感じさせる技法を用いています。
不動明王の象徴ともいえる剣と羂索、臂釧や腕釧には本金箔をぜいたくに使用し、強いアクセントをもたらします。
イスムこだわりの造型

歯が上下に出る不動明王の「牙上下出」の相を、金泥でしっかりと彩色。天への悟りと衆生への想いが表される。

三鈷杵を十字に組んだ羯磨は仏の知恵を具現化する密教の法具で、明王の力強さや決意を象徴する。

長寿を意味する唐草文様をベースに、仏法を象徴する法輪が大きく描かれた条帛は、上半身にアクセントを持たせる。

瑞雲や卍繋ぎ、唐草など多様な吉祥文様を一つずつ手作業で施す。様ざまに変化する金泥の色合いも見どころ。

通常彩色ではあまり目立たない頭飾や頭頂の蓮華に、金箔で輝きを与える。明王の威厳がより一層際立ち存在感を増す。

金泥を散らす蒔絵のような技法を用いた磐石は、激しい火炎が岩に照り返す様子を表現する。
2026年の限定商品であることを示すプレートが付属します。
プレートは、木目が美しい板材に刻印を施した豪華仕様となっています。
彩色師 篁千礼のことば
すべての色彩を飲み込んだ深淵な闇のような肌。
そこから放たれる仄かな金の輝きに、迷いを断ち切る深い慈悲を、そして衣の文様に暗闇を照らす仏の智慧を感じていただければ幸いです。

<作家紹介>
たかむらちひろ
篁千礼
岩絵の具、伝統文様の魅力に引き込まれ、岡倉天心、平櫛田中といった正統派木彫彩色の流れをくむ彩色木彫作家 平野千里に師事。二十数年間にわたり彩色の伝統技法を受け継ぐ。
2012年に独立。「篁千礼彩色研究所」を設立し、日本画の伝統技法を用いた木彫彩色のほか、多彩な題材と素材を用いた彩色活動を幅広く展開する。



製品情報
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