不浄を焼き尽くす、咆哮する明王

「トイレの神様」として名高い烏瑟沙摩(烏枢沙摩)明王。単独での彫刻作例は多くありませんが、富山県は瑞龍寺に伝わる迫力の像を、イスムが新造形!
ラインナップとしては初となる烏瑟沙摩明王が、迫力のスタンダードサイズで登場します。
大胆なポージングと強い憤怒相が作る凛とした存在感を、イスムクオリティでお楽しみください。
富山県高岡市にある瑞龍寺は、加賀前田家の二代当主 前田利長公の菩提寺として造られました。禅宗式の七堂伽藍の形式をよく残すという理由で、山門、仏殿、法堂(はっとう)が国宝に指定され、全国から多くの参拝者が訪れます。
鬼気迫る憤怒相と滑稽みの対比
モデルは南北朝から室町時代にかけて作られたとみられる、木造 烏瑟沙摩明王立像。造像の縁起や瑞龍寺への伝来などは不明ながら、その作行きから湖北や若狭のあたりの技術をもった仏師によるものという説もあります。 長い戟をかざし片足立ちする特徴的なポーズ、ひるがえる裙は強い風を感じさせ、大きく口を開け咆哮する表情からは鬼気迫るほどの迫力が溢れます。 対して、足元でちょこんとひざまずいているのは猪頭天(ちょとうてん)という神。悪い行いをしたため両手を縛られ叱咤を受けているのに、まるで気にしていないかのような表情。この対比が魅力の一つともなっています。
ドラえもんの原点?
ネズミに耳をかじられた猪頭天

猪頭天は猪頭人身の神様ですが、現在耳はありません。瑞龍寺住職 四津谷道弘氏によれば、ある時ネズミが入り込んで耳をかじってしまったという寺伝があるのだとか。
高岡市出身で『ドラえもん』の作者 藤子・F・不二雄先生はよく瑞龍寺に参拝に来られていたそうで、この猪頭天の逸話がドラえもん発想のヒントになったのかもしれません。
イスムこだわりの造型

お堂では正面から拝むことのできない激しい憤怒相を、全方位から完全再現。

全身に力がみなぎる様を示す、ピンと上がった左足の親指。

モデル像の三叉戟の両端は失われているが、もとの形状を検証、予測して復元。

随所に残された造像当時の彩色を、イスムならではの職人による手彩色で再現。

明王だが菩薩のような宝冠と装飾品を身にまとう。精緻な宝冠は真鍮で作成する。

ユーモラスで憎めない猪頭天。かじられたと伝わる耳の跡が臨場感を醸し出す。































