数あるイスム十一面観音像のラインナップの中で、最初に手掛けたモデル「イスム 十一面観音」は、ブランド設立当初から2013年に販売を終了するまで多くの方に愛されました。
長引くウイルス禍にある2021年、高貴な威厳と厳粛な雰囲気に満ちたこの美仏を、100体限定で再生産いたします。

厳粛で堂々とした
奈良時代の十一面観音像

イスム 聖林寺十一面観音像

モデルは8世紀後半の造像とみられる、国宝 木心乾漆 十一面観音立像。木心乾漆像としては日本最古という歴史を持ちながら、後補箇所が極めて少なく、造像当初の面影を今に伝える希少な像です。

広い肩幅に厚い胸板、引き締まった腰つきという、均整のとれた理想的なプロポーション。女性的な像容で慈悲深さが象徴されることの多い観音像において、とくに男性的な力強さを感じさせます。

左右に張った肘と身体の間に生まれる大きな空間が堂々とした印象を強め、直立する体躯とそこから垂れる条帛(天衣)の左右対称な様はしっかりとした安定感をもたらします。

フェノロサをはじめ
多くの文化人に愛された像

思慮深い面差しに天平仏の厳かな雰囲気をまとうこの像は、神仏習合がはじまった奈良時代、神宮寺(神社に併設された寺院)の本尊として造られたとみられます。 時が進み明治時代になると、神仏分離令による廃仏毀釈の嵐の中、現在の所有寺院へ丁重に移されました。その後、東洋美術史家で哲学者のアーネスト・フェノロサが秘仏の禁を解いてその姿を絶賛し、昭和の時代は特に文壇の著名人から愛され、多くの随筆や紀行文に美仏として登場します。

イスム 聖林寺十一面観音像
金箔を贅沢に使用し乾漆像らしいやわらかさとひび割れまでしっかりと再現しました。
イスム 聖林寺十一面観音像
内と外に曲げ雅な動きをつくり出すしなやかな指先も、本像の魅力のひとつ。
イスム 聖林寺十一面観音像
造像当時のものとみられる持物。蓮華の一本一本までこだわって制作しました。
イスム 聖林寺十一面観音像
逆三角形のプロポーションの鍵となる、ほっそりした腰つき。高い位置に巻かれた条帛がくびれを強調。
イスム 聖林寺十一面観音像
頭上面の表情の違いを再現できるのはスタンダードサイズだからこそ。
イスム 聖林寺十一面観音像
頭上面が欠落したホゾ穴までしっかりと再現しました。
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イスム 聖林寺十一面観音像

イスム スタンダード
じゅういちめんかんのん

十一面観音

100体限定 再生産

完売いたしました
誠にありがとうございました
78,000円(税込)
素材:ポリストーン
サイズ:(約)310(H)×135(W)×135(D)mm 1kg
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