不変の人気、さらに再販決定!
完売いたしました ありがとうございました
2023年9月と2024年5月に各100体を再販し、発売日を待たず完売した「TanaCOCORO[掌] 空也上人」。
その後も「買えなかったがやっぱり欲しい!」「もう一度再生産を!」とのお声を多数頂戴していることから、再度の追加生産を決定いたしました。
口から出る6体の阿弥陀如来が大きなインパクトをもたらす重文像を、手のひらサイズで細部まで徹底再現。ぜひこの機会にイスムクオリティをお楽しみください。
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/a1.jpg)
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/a2.gif)
口称念仏を広め
庶民救った実在の僧侶
空也上人は平安時代中期に活躍した実在の僧で、長く呪文的な念仏「陀羅尼」に代わり、庶民が自分のために唱えるものとしての念仏を広めました。
教化のため諸国を遊行した空也は、風葬された遺体があれば火葬し経をあげ、川があれば橋を架けるなど、庶民の生活のために尽力しました。
そのため「市聖(いちのひじり)」や「市上人(いちのしょうにん)」と呼ばれ、人びとの尊敬を集めました。
その後貴族層からも支持を受けますが、正式な僧になること自体が形式的であるとして、一生を沙弥(具足戒を受けない修行者)として過ごしました。
細部へのこだわり

一体約4mmの阿弥陀如来。繊細な針金のつなぎ目までも表現。

一心不乱に念仏を唱える空也上人の表情を、寸分違わず造型。

表面の細かな凹凸を強調し、角の彫刻表現に迫る。

ひとつひとつ作成したパーツを緻密に組み合わせた鉦鼓。

時を経て彩色が剥落した木彫像表面のざらりとした質感を再現。

精力的な教化の旅を支えた脚と草鞋のリアリティ。
慶派の技光る、
空也上人像の魅力
モデル像は京都に伝わる重文で、運慶の四男・康勝の銘が胎内に残ります。
口を開き念仏を唱える一瞬を写実的に捉えた造形が実に見事で、顔や脚の骨ばった表現は、庶民のために歩き続けた老僧の姿を浮き彫りにします。
口から出るのは6体の阿弥陀如来。空也の唱えた「南無阿弥陀仏」の一文字一文字が阿弥陀如来になったという伝説を立体表現したものです。
胸の前に提げるのは鉦鼓(しょうこ)という打楽器で、これを打ち鳴らしながら念仏を唱え衆生を教化しました。
















左手に持つ鹿杖(かせづえ)の角は、鞍馬山で空也の心を癒やしていた鹿のもの。平定盛という武士に討たれ死んでしまったことを悲しみ、杖の先に角を挿し肌身離さず持ち歩いたという伝説が表現されています。
衣から草履に至るまで驚くほどリアルな造型に、ひたむきに生きた上人の内面まで感じ取れるような肖像彫刻の傑作です。
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/b1.jpg)
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/b2.jpg)
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/b3.jpg)
![TanaCOCORO[掌] 空也上人](https://ssl.isumu.jp/img/tc3504/b4.jpg)