CLUBイスムポイントでのみ入手可能な非売品プレミアム製品に、新造型が登場です。
「この像に祈れば悪夢が善夢に変わる」――そんな不思議な信仰を持つ夢違観音。若々しく清新で、のびやかな白鳳仏の造型をお楽しみください。
吉祥をもたらす
微笑みの観音
元禄3(1690)年の寺伝にある「夢違之観音」の名と、その4年後に造られた台座の銘文に「願現世滅罪生善夢違霊験」とあることから、江戸時代前期には悪夢を善夢に変えるという信仰があったことが分かります。
しかしそれ以前の伝来は不明で、この像にそのような信仰が生まれた理由もわかっていませんが、若く清々しいアルカイックスマイルは、伝承どおりすべてを吉祥の予兆へと変えてくれるかのような穢れのない印象を与えます。
眉目整美、
白鳳期のスタンダード
モデルは奈良県の国宝「銅造 観音菩薩立像」。
大正期に発行された寺宝集に「眉目整美、吻唇微笑を漏らし」と描かれるように、わずかに口角を上げやさしい微笑をたたえる口元、左右の形が若干異なる目元からなる表情は、少年のような純真さを感じさせます。
細部へのこだわり
頭上に掲げた阿弥陀如来の化仏もしっかりと再現。
深く大きなアーチを描く眉と、左右が僅かに異なる目。
群青に塗られた頭髪。向かって右の頭飾はわずかに外側に跳ねる。
小さな水瓶を持つ左手。指先のしなやかさにも注目。
条帛が薄く瓔珞の上にかかる繊細な表現。
像に奥行きを与える鍍金。その僅かに残る風合いまで再現。
白鳳と新時代をつなぐ美仏
三面の頭飾や裙の折り返し部の品字型衣文といった白鳳期の典型に加え、大きな髻や胸部の豊かなふくらみ、薄い条帛の表現など新時代の新様も取り入れられています。
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