素材と製法

イスム こだわりの素材

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

イスムの仏像は、石粉と合成樹脂を混ぜた「ポリストーン」と呼ばれる素材を使用しています。石の重量感と繊細な表現力とを兼ね備えた、いわば究極の素材。顔料や箔ののりもよく、微妙な表情を生み出すのに適しています。気温や湿度、使用部位によって石粉と樹脂の配合を変え、より丈夫で細かいパーツを追究。ものづくりに一切の妥協をしない――それがイスム流です。

イスム こだわりの製法

原型

すべてのクオリティを決めるカギとなる第一歩。 原型の完成に要するのは2~5か月ほど。緻密な計算と経験に基づく技術を用いて 実物に忠実に、かつデフォルメを加え再現性を高め、納得いくまで造り込む――仏像への深い想いと探究心を持ち続けるイスムだからこそなし得る「本物」を感じる造型です。

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

型抜

型抜きには、細かい表現力に優れたシリコン型を使用します。やわらかい素材だけにその取り扱いも難しく、金型とは違って一つの型から30個 ほどしか抜くことができないものもある、大量生産には程遠い「手作業」の現場です。 一つひとつのパーツを丁寧にカタチにしていきます。

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

磨き/組立

磨きもまた欠かせない大切な工程。 細かなパーツも一つずつ丁寧に幾度も磨きあげる時間と労力が、像のクオリティを左右します。滑らかにしたパーツは決められた角度で組み上げられます。像の印象を決定づける重要なこの工程で、完璧な造形美の再現を目指します。

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

彩色

最も手間ひまのかかる工程です。 顔料から金箔まで多種多様な表現方法を用い、千年以上にも及ぶ「像の歴史」を復元していきます。 特に仕上がりの決め手となる「眼」の彩色は非常に高い技術を必要とし、 イスムの職人たちの中でもたった一人にしか許されない、まさに「聖域」と呼ぶべき工程です。

重厚な趣きと繊細な表情を生むポリストーン

イスムはいつまでもお客様と共に

包装においても最善のかたちを追求したい。美しく繊細にできあがった像の感動をそのままお客様へお届けするために、考えうる最良の手段で包装・発送を行っています。テストを繰り返した包装材に、全職人、全スタッフの想いを込めた一作を丁寧にお納め。大切なものだから、手袋と一緒にお届けします。 イスムのコンセプトを体現するスタイリッシュなパッケージには、いつまでもお客様の傍に置いてだきたい――そんな私たちの願いが込められています。
*TanaCOCORO[掌]シリーズには
 手袋をお付けしていません。
 また、包装は簡易パッケージとなります。

日々の手入れとご注意

イスムの像は大変繊細にできています。強い衝撃を加えると細かい部分が破損することがあります。像に付着したホコリはやわらかいハケや筆などで取り除いてください。

*布や掃除用シートのご使用はお避けください。
 繊維が絡まり破損するおそれがあります。
*水溶性の塗料を使用している箇所がありますので、
 水拭きはお控えください。
*直射日光や暖房の熱風が直接当たる場所には
 置かないでください。
 高温になると変形するおそれがあります。