細部へのこだわり
経軌に「暴悪相」と描かれた、口を堅く結んだ激しい表情を余すことなく再現。
制多伽童子や矜羯羅童子にはない裙の動き。膝が見えるほど強く翻る動きの表現は慶派ならでは。
裙に残る団花文(だんかもん)や亀甲文様まで丁寧に再現。ディテールへのこだわりが迫力を支える。
生を感じさせる豊かな肉付きと、少年のように瑞々しい表情が高く評価される八大童子立像。保存状態も良く、8躯のうち後補の2躯を除く6躯が国宝に指定されています。
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鎌倉時代の大仏師 運慶が建久年間に手掛けたものと考えられ、X線写真撮影では運慶仏に共通する像内納入品の存在も確認されています。
八大童子とは
不動明王に仕える八大童子は、仏の教えである四の智恵(四智)と四の行い(四波羅蜜)を一体ずつ体現したもので、仏教を信仰するすべての衆生を守護し悟りへと導く役割を担います。 イスムはこれまで八大童子シリーズとして「制多伽童子」と「矜羯羅童子」を発売。3作目となる「烏倶婆誐童子」で、運慶の魂を感じるコレクションをお楽しみください。
TanaCOCORO[掌] の三童子
矜羯羅童子
烏倶婆誐童子
制多伽童子
「TanaCOCORO[掌] 制多伽童子」
経軌に「悪性之者」と記されるも、運慶が理智的な少年に造り上げた像。実在する少年のような生気が宿る。
「TanaCOCORO[掌] 矜羯羅童子」
経軌に「形如十五歳童 身白肉色(15歳の童子のよう)」と記される通り、若々しく従順な心根を表すまなざしが秀逸な像。