15体限定 受注生産
彩色師 篁千礼氏によるイスムの特別彩色 “Limited”シリーズに、吉祥天が初登場です。
神聖な天然辰砂の朱を基調に様ざまなニュアンスの金色で彩りをもたせ、さらにパールのやわらかな輝きを顔料の各色に加えた、華美絢爛な女神の降臨です。
古代インド神話の富と幸福の女神ラクシュミーが仏教に取り入れられ、衆生のあらゆる願いを叶える宝珠を左手に掲げる吉祥天となりました。
京都・浄瑠璃寺の重文 吉祥天立像をモデルに忠実に再現したスタンダードシリーズの「イスム 吉祥天」(販売終了)に、彩色師 篁千礼氏がその想いを色に乗せ、一体一体に手彩色を施します。
吉祥天像の持つ色合いのイメージはそのままに、さらなる「華麗さ」を追求した「イスム吉祥天 2024Limited」。
金の地色を施し内からの輝きを持たせた上に、色の意味合いを考慮した華やかな装飾を一筆一筆丁寧に描き入れます。表面にまとうパール粉のやさしい輝きが、総高約38センチの像にえもいわれぬ気品を添えます。
篁千礼 こだわりの彩色
吉祥天が身にまとう装身具は智慧や功徳を表現。繧繝(うんげん)技法を用いた赤・青・緑の色彩は宝石を表す
長く伸びた白く美しい天衣にも金色の縁取りをプラス、清楚で上品な存在感を像に与える
伝統的な胡粉で仕上げた生気を感じさせる淡い桃色の肌が、その柔和な表情をさらに引き立てる
輝く天然辰砂で衣全体を朱に染め、パール粉のやわらかな輝きをまとわせ、浮かび上がるような女神の存在を表現
金泥で仕上げた衣と金箔を施した瓔珞が互いに響き合い、絢爛なる金のハーモニーを生み出す
青金と呼ばれる三歩色の金と白緑のやわらかなグラデーションから覗くのは24金の金箔をあしらった美しい沓(くつ)
彩色師 篁千礼のことば
女神である吉祥天の彩色ということで、彩色のちから、色の持つ霊力を借りてその華やかさを表現しました。吉祥天を印象付ける朱色は、一粒一粒が宝石のような輝きを持つ荒目の粒子の天然辰砂です。
主に用いたのは辰砂と白緑という少ない色数ながら、多様で豊かな色彩を感じていただけると思います。この色合いの力を引き出し輝かせるのは金。各所に多様なの色味の金箔や金泥を用いました。ニュアンスの異なる黄金の輝きが織りなす複雑で豊かなハーモニーに、女神 吉祥天の深い功徳を感じていただけたら幸いです。
2024年の限定商品であることを示す木製プレートが付属。
美しい木目の板材に刻印を施した豪華仕様となっています。
<作家紹介>
たかむらちひろ
篁千礼
岩絵の具、伝統文様の魅力に引き込まれ、岡倉天心、平櫛田中といった正統派木彫彩色の流れをくむ彩色木彫作家 平野千里に師事。二十数年間にわたり彩色の伝統技法を受け継ぐ。
2012年に独立。「篁千礼彩色研究所」を設立し、日本画の伝統技法を用いた木彫彩色のほか、多彩な題材と素材を用いた彩色活動を幅広く展開する。
製品情報
ご注意
・ご注文のタイミングによっては9月以降のお届けとなります。
・ご注文はイスムウェブショップおよびイスム表参道店でのみ承ります。
・受注期間終了後のご注文は一切承ることができません。
・お支払いに「コンビニ後払い」「代引き」はご利用いただけません。