文治二（1186）年作の国宝像がモデル。東国武士を思わせる黒光りする体躯と鋭く光る眼との対比が圧巻。玉眼ならではの輝きを6回に分けた彩色で再現、イスム独自の技術で年月を経た像の風合いを表現しています。

　文治五（1189）年作の重文像がモデル。巻髪や天地眼など古代インドの奴婢であった不動明王本来の姿が特徴です。原型制作に約四百日をかけ迫力の表情と燃え上がる光背を造り上げた、圧倒的存在感を持つイスムの力作。