軽やかに笛吹く
鳥頭人身の守護神
かるらおう
迦楼羅王
2018年に販売を終了した「イスム 迦楼羅王」が、クオリティはそのままに、手のひらサイズで新登場です。
これにあわせ「イスム 迦楼羅王」も30体のみ再生産。ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
迦楼羅は、ヒンドゥー教ではビシュヌ神の乗る怪鳥で、
仏教に取り入れられてからは仏法の守護神となり、
釈迦如来を守護する八部衆や千手観音を守護する
二十八部衆の一尊として信仰されてきました。
『千手観音造次第法儀軌』には「金色にして両羽具う」とあり、
金翅鳥(こんじちょう)の異名を持ちます。
雲を呼び嵐を起こす悪竜を常食するため、
止雨避雷・除災延命の利益をもつとされます。
こだわりの細部
彩色で玉眼を表現し、鎌倉期の像の生き生きとした様を伝える
やわらかな羽の表現も見どころのひとつ
炎の先の細かな動きまでしっかりと造形された特徴的な光背
上品に風になびく天衣は湛慶工房の技術の賜物
しなやかな指使いで横笛を吹く姿を美しく再現
つま先をわずかに持ち上げる右足はリズムを取るかのよう
湛慶工房が造り出す異形の存在感
モデルは京都の国宝 「木造二十八部衆立像」のうちの一体で、鎌倉時代に運慶の長男・湛慶の工房で制作されたとみられます。
鳥頭人身という異形ながら実在するかのようなリアルな造型で、写実性を極めた慶派彫刻の傑作のひとつです。
風に揺れる天衣やわずかに上げた右足のつま先など緩やかな動きが上品に表現され、重厚な甲冑とやわらかな翼との対比も見どころです。
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